お金に関する防災対策

防災用品

 熊本をはじめ、豪雨による災害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。最近は毎年日本のどこかで大規模な水害が発生しているように思います。地震国でもありますし、まずは一人ひとりの防災対策が大切です。今日はお金に関する最低限の防災対策について書いておきます。

現金も“備蓄”

 普段の買い物はクレジットカードや電子マネー、スマホ決済といったキャッシュレス決済を行ったほうがポイントが得られますし、ATMに行く回数も減らせて便利です。今ならコロナの感染対策にもなります。自分はずいぶんATMを利用する機会が減りました。せいぜい月イチでしょうか。

 しかし、これらのキャッシュレス決済は災害時に停電やネットワーク障害が起これば、使えなくなる可能性が高くなります。なので、災害時に備えて最低限の現金を非常持出袋と一緒に“備蓄”しておきましょう。(上のイラストはフリー素材をダウンロードしましたが、現金がちゃんと描いてあります)

空き巣や強盗の心配もあるので、何十万円も置いておく必要はありません。「財布にちょっとしか入ってなかった!」ということもあるので、財布とは別に、現金を自宅に少しは置いておきましょう、ということです。

近くに店舗のある銀行に預金を

 災害発生後、預貯金をおろしたいが通帳やカードをなくしてしまったり、家に取りに戻ることもできなかったり、ということがあります。今回のような大規模な災害が起きると、ゆうちょ銀行など金融機関では通帳がなくても本人確認書類があれば貯金を下ろすことができる特別対応を取ってくれます。
通帳紛失でも貯金引き出し可能 ゆうちょ銀、豪雨対応(東京新聞)

 郵便局なら日本中どこでもあります。近くに店舗のある金融機関の口座に、少しはお金を入れておきましょう。

移動店舗車

 今回の水害では、金融機関の店舗も被害が出て営業できないことがありました。そんななか、銀行によっては「移動店舗車」を使って対応しているところもあるそうです。

 この移動店舗車は災害時にのみ使われるものではなく、店舗を廃止した地域の利便性を確保するため、地方では導入が進みつつあるようです。(今年1月の記事です)
変動 地域金融―あおもりの姿―空白地帯/来店客減少 続く統廃合(東奥日報)

 内部にはATMだけでなく窓口もあって、まさに「店舗車」なんですね。ちょっと見てみたい気もしますが、「GoTo キャンペーン」から東京は除外されましたし、旅行に行けるのはいつになることでしょう。しばらく我慢ですね。

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