さらに続く不正引き出し被害

不正送金被害

 先週、ドコモ口座からの不正引き出し被害について書きましたが、今週はペイペイやLINEペイなど、他の電子決済サービスを利用したゆうちょ銀行からの不正引き出しも報じられました。また、SBI証券の口座への不正アクセスによって6口座から1億円近く(9,864万円)が不正に出金されたというニュースもありました。自分のお金がいつの間にか引き出されるかもしれない、という不安を感じます。

不正払戻し被害は増えている

 ドコモ口座の被害額は2,760万円(9月17日0時時点)、他の電子決済サービスを介しゆうちょ銀行から引き出されたのも数千万円です。しかし、2019年度の不正払戻し被害額は18億2千万円にものぼります(全国銀行協会の調査結果レポートより)。今回は電子決済サービス等が悪用されているせいか大きく報道されていますが、ネットバンキング等を利用した不正払戻し被害は増加傾向にあり、ずっと多く発生しているのです。

対策は?

 今回の事件は特定の金融機関や決済サービスに問題があるということでもなさそうなので、「〇〇銀行の口座を解約すれば」とか「××ペイを使わなければ」大丈夫とも言えないと思います。

 「これさえやれば大丈夫」という対策を示せればよいのですが、現時点では手口がはっきりとわからないので、そこまでは言えません。暗証番号を推測されにくいものにして定期的に変更し、フィッシング詐欺に気を付けるといったところでしょうか。あとはこまめに残高確認して、被害に遭っていないかを確かめるようにしましょう。

 究極の対策は「銀行口座を解約する」ことかもしれませんが、下ろしたお金を家に置いておいたらそっちの方がよっぽど危険です。お金だけでなく命まで取られるかもしれませんし・・・。

便利さと安全性の両立

 今回の事件を受けて、銀行口座との連携を一時停止している電子決済サービスもあります。利用していない人から見れば「危険なだけだからずっとやめればいい」と思うかもしれません。しかし、利用している側からすれば、よく使っている電子決済サービスに簡単な手続きで(さらには自動的に)残高がチャージされる仕組みは非常に便利なものです。便利さと安全性を両立すべく金融機関と決済サービス事業者には対策を講じてもらい、私たちも消費者としてできることをやっていくしかないのでしょう。一部の犯罪者のために世の中が便利にならないなんて悔しいですから。

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