ATM手数料無料で引出しできるのはどの銀行?

ATM

 先々週の記事で、「近くに店舗のある銀行に預金を」と書きました。
  お金に関する防災対策(2020年7月18日)
 ただ、低金利が続く今、銀行選びで重視すべきは「ATMから手数料ゼロでお金を引き出せること」です。自宅や勤務地のそばにATMがあればよいのですが、メガバンクなど店舗のある銀行は経費削減のためATMを減らしているところです。一方、ネット銀行は条件を満たせばコンビニATMを無料で利用できます。メガバンクとネット銀行の現状を見てみましょう。(ATMでは預入や振込等も可能ですが、以下の記事では「引出し」の手数料に絞っています)

メガバンク・ゆうちょ銀行

三菱UFJ銀行、三井住友銀行

 三菱UFJ銀行と三井住友銀行は昨年10月から提携し、平日日中(8:45~18:00)はどちらのATMも無料で利用できます。例えば、三菱UFJの口座を持っている人なら三菱UFJはもちろん、三井住友のATMも無料で利用できます。三井住友銀行の口座を持っている人も同様です。それなら便利だと思われるかもしれませんが、両行ともATMを減らそうとしている点には注意が必要です。

みずほ銀行

 みずほ銀行はイオン銀行と提携しているので、みずほ銀行の口座を持っている場合、イオン銀行のATMを平日日中無料で利用できます。イオン銀行のATMはイオンやミニストップ、まいばすけっとなどイオン系列のお店にあるので、近所にあれば便利です。

ゆうちょ銀行

 ゆうちょ銀行の口座を持っていると、ゆうちょ銀行ATMはいつでも無料で利用できます。また、ファミリーマート等のコンビニにあるイーネットマークのあるATMも、平日日中と土曜9:00~14:00は無料で利用できます。

ネット銀行

 基本的に実店舗を持たないネット銀行の中でも、イオン銀行やセブン銀行はATMを設置しているので、そこでは当然手数料はかかりませんし、イオン銀行の場合は提携しているみずほ銀行やゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行のATMでも平日日中は無料です。住信SBIネット銀行、楽天銀行など他のネット銀行は、預金残高等の条件を満たせば1ヶ月当り一定の回数まで、コンビニ等のATM手数料が無料になることがほとんどです。このほか振込手数料も何回か無料になり、普通預金や定期預金の利率も実店舗のある銀行より高めです。

 「コンビニATM」とは、先程のファミリーマート等のイーネットマークのあるもののほか、セブンイレブンならセブン銀行ATM、ローソンならローソン銀行ATMがあります。どのコンビニATMも使えるネット銀行が多いですが、イオン銀行のカードの場合、セブン銀行では使えません。親会社同士(イオンとセブン&アイ)がライバルなので、仕方ないですね。

まとめ

 振込や残高照会はネットバンキングで行うことも出来ますが、ATMでの入出金はそうもいきません。いざというときのメガバンクやゆうちょ銀行と、お得なネット銀行をどちらも便利に使いましょう。

 それにしても、キャッシュレス決済を利用する機会が増えて現金をATMで下ろす機会がずいぶん減りました。せいぜい月1回くらいですかね。コロナ影響で飲み会が亡くなったせいもあるのでしょうけれど…。

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