通勤ラッシュから「解放」される効果

 今週火曜(三連休明け)の朝、京浜東北線で事故があったため首都圏の鉄道ダイヤは大きく乱れていました。私の使っている平和な東急池上線も余波(振替輸送)で少し遅れていました。大都市以外の方には縁のない話でしょうが、東京近郊の8時台のラッシュは本当にひどく、「非人間的」な状態です。

ラッシュがないとストレス20%減(?)

 自分も会社員時代は毎日通勤ラッシュにもまれていましたが、現在は解放されました。直通運転のない東急池上線に乗るだけで仕事場には行けますし、行きも帰りもラッシュの時間を避けるようにしています。事務所と言っても1人なので「定時」もありませんし、朝急ぎの仕事があれば自宅ですればよいだけの話です。

 ラッシュ時に通勤していると、電車が大幅に遅れて「会社に行くだけで疲れてしまった」という経験もあるはずです。全くの主観ですが、自分は毎日の通勤ラッシュから解放されたことで、心身のストレスが20%くらい減ったように思います。会社を辞める前はここまで効果が大きいとは思わなかったので、自分にとっては思わぬ“おまけ”をもらったような気分です。

通勤ラッシュ回避の取組み

 東京都では新しいワークスタイルや企業活動の東京モデルをつくるべく「スムーズビズ」を提唱しており、その中で通勤ラッシュを軽減する「時差Biz」を呼び掛けています。東急電鉄でも「グッチョイモーニング」の一環で、1月、2月は早朝やラッシュ後の乗車でポイントがもらえるキャンペーンを行っています(東急カード保有、定期券利用者、都区内駅等の条件あり)。
東急電鉄「オフピーク通勤でTOKYU POINTをゲット」
https://ii.tokyu.co.jp/gcmorning/offpeak

 他のJRや私鉄各社でも同様のキャンペーンを行っているところがあります。夏のオリンピック期間中には輸送力が足りなくなるのでは?という懸念もあるので、サラリーマンでも一人ひとりがどういった形で協力できるのか考えてみるよい機会ではないでしょうか。

会社にもメリットが?

 とはいえ、会社員の立場で、始業時刻が決まっている会社で毎日時差通勤を続けることは難しいですよね。会社の方でフレックスタイム制の導入やサテライトオフィスの整備、在宅勤務制度の導入が行われれば、社員の選択肢は格段に広がります。

 スマホとパソコンがあればどこでも仕事ができる時代になり、毎日同じ時間、同じ場所で仕事をする必要性はかなり薄れてきています。仲間同士顔を合わせて働くことの意義を否定するものではありませんが、「通勤地獄」からの解放によって社員が元気になることによる効果は、想像以上に大きいのではないかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です