家計簿がつけられなくても

 家計管理の基本と言えば、昔も今も家計簿ですよね。でも、面倒でなかなか・・・という方も多いのでは。自分もつけてません(挫折しました)。今日はそういった方にも出来そうな家計管理の方法をお伝えします。

家計簿アプリを使う

 手書きにせよパソコンを使うにせよ、支出を1件ずつ記録していくのが面倒でついつい溜めてしまうもの。そこで、「家計簿アプリ」をスマホに入れれば、この手間をかなり軽減してくれます。たくさんのアプリが無料で利用可能です。

 まず、アプリのレシート読み取り機能を使えば、金額を読み取って費目ごとに整理しながら記録してくれます。さらにクレジットカードや銀行口座と連携するよう設定しておけば、これらの支出も自動的に家計簿に記録できるアプリもあります。

 ただ、レシート読み取り機能は完璧ではありません。一発で正しく読んでくれて感動することもありますが、何度やっても正確に読み取れず、結局手入力せざるを得ないこともあります。自分も家計簿アプリを使っていたことがあるのですが、これで挫折してしまいました。

残高確認だけはする

 家計簿がつけられなければ、せめて自分が持っている資産の残高確認だけはキリのいいタイミングでしておきましょう。3ヶ月に1度、3,6,9,12月末を確認すれば、年度末の3月と年末の12月が含まれて何かとわかりやすいかと思います。それも面倒なら半年に1度でもよいと思います。

  銀行の通帳を記帳すればのお金の出入りがわかりますし、インターネットバンキングを利用して「入出金明細」をcsvファイルでダウンロードすれば、エクセルで加工して細かい分析を行うこともできます。

 そこまでしなくても、残高の増減を見て自分の想像より多いか少ないか確かめる。出費が多ければ、何が原因かを調べてみる。これだけでも、「使いすぎでは」「なぜ貯まらないのだろう」といった漠然とした疑問の解消につながるのではないでしょうか。

クレジットカードを使うメリット

 「ついお金を使いすぎてしまうから、クレジットカードは使わない」という節約法もありますが、家計簿をつけないと現金で支払った出費の内訳はほとんどわかりません。その点、クレジットカードを使えば、カードの明細を見ることで何に使ったかが後からわかるというメリットがあります。

 カードで支払えば、カード会社のポイントはもちろん、今年6月までは対象店舗であればキャッシュレス還元ポイントももらうことができます。もちろん使いすぎには注意ですが、こういったクレジットカードのメリットも上手く活用したいところです。

※「キャッシュレス還元」というとスマホを使った「〇〇ペイ」でないとダメ?という印象を持つ方もいるようですが、要するに現金以外ならよいのでクレジットカードや電子マネー支払いも対象になります。

まとめ

 家計簿がつけられなければ、3ヶ月(無理なら半年)に1度、自分の資産の残高確認をしましょう。クレジットカードでの支払いをメインにしておけば、カードの明細も合わせて確認すれば、出費の内訳もかなりの部分わかります。