JR東日本 回数券買わなくてもSuicaで同等以上のポイント還元

 (写真は今年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅です。今日初めて下車しました。駅名や駅名の書体のことなど色々言われたりしましたが、近未来的でワクワクする駅でした)

 在宅勤務がメインになって、通勤定期券を払い戻したり買わなくなったりという方がいらっしゃるかと思います。私もその一人です。定期券を買うほどではないがある程度電車に乗る、という場合は回数券がお得ですが、回数券には会社ごとに多少違いがあるということと、紙しかないのは不便だな、というような記事を以前当ブログで書きました。
 電車回数券のちょっとした違い(2020年8月20日記事)

 今週、JR東日本からICカード(SUica)で繰り返し乗車するお客さん向けの新たなポイントサービスが発表されました。
(下記リンクのリリースの2ページ目)
 多様化する通勤スタイルに合わせた JRE POINT の新サービスについて(JR東日本ニュース)

 どのようなサービスかは、リンクを貼った文書の2ページ目に具体例入りで詳しく書かれているので、ぜひそちらを読んでみて下さい。要点だけ書くと
 ① 1ヵ月間に10回同じ運賃の区間に乗車すると、10回目に1回分のポイントが還元される。
 ② 11回目以降は、毎回運賃の10%分が還元される。

というものです。ポイント還元ではありますが、割引率は現行(9.1%)より高い(10%)ですし、同じ区間でなくても、運賃が同じなら「同一運賃区間」としてカウントしてくれます。最初にJRE POINTをSuicaに登録しておく必要はありますが、Suicaが記憶?(集計?)してくれるので、利用者の手間もかかりません。

 月に10回ということは、同じ区間を5往復すれば対象になりますから、週1回以下ではダメですがそれ以上で定期が必要ないくらいの範囲で出社している人にとっては便利なサービスになりそうです。

 実質的に、Suicaで回数券のサービスが受けられるものと言え、この点でもメリットが大きいです。紙の回数券は購入に手間がかかり、乗車時も使える改札機が限定されていて煩わしく感じるからです。デメリットとしては、「有効期間」が短くなることですかね。同一月内しかかうんとしてくれないので。

 通勤のように利用区間が限定されず、あちこちに行く人にとってはいくらの区間なのかが気になるかもしれませんね。「同一運賃区間」を意識して1駅手前で降りて歩く人が増えたりするかもしれません(笑)それはそれで、健康のためにはよいかも。

 1つ気になるのは、従来の回数券の取扱いがどうなるかです。新幹線回数券などの廃止は発表されていますが、在来線については何も発表されていないようです。従来の回数券も残したうえで、こちらのサービスも利用できる(どちらかを選択できる)とすれば、利用者にとってはありがたいです。

(2023年3月31日追記)
 JR東日本の回数券は、2022年9月30日に発売終了となりました。

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