テレワークを新しい働き方に

テレワーク

分散登校

 今日は久々に電車に乗って五反田の仕事場に来ました。家を出たのは10時近かったのですが、ちょうど通学する小中学生とすれ違いました。黄色い帽子をかぶった小学1年生は親と一緒。一方で、学校と反対の方向に自転車を漕いでいる小学生も見かけました。通常なら、小学生を見かけない時間帯のこの光景、理由を知らない方が見たら不思議でしょうね。

 娘の通う小学校は3月~5月はほぼ全部休校で、今週から再開されました。ただ、当面は分散登校ということで、今週は学年ごとに登校する日が決まっています。さらに同じクラスも2~3のグループに分けられて登校時間が分けられ、授業時間も短くなっています(今週は1時間!)。

 今日は1年生の登校日で、私は2番目のグループの登校時間に出くわしたということです。自転車を漕いでた子は、今日は「家庭学習」の日。学校をサボっていたわけではないのです。

 クラスメイト全員に会えるのはいつの日になるのでしょう。運動会ができるのかもまだわかりません。学校はいろんな友達と一緒に過ごすからこそ学べることがあるわけで、学力の低下以上にそういった面での成長に支障が出ないか心配です。

新しい働き方?

 学校に限らず「新しい生活様式」とか「ウィズコロナ」と言われるようになりましたが、なんだかよくわからないというのが正直なところです。「不要不急の外出を避ける」から緊急事態宣言以降は「極力外出しない」となり、大変でしたが分かりやすかった。しかし、宣言が解除され、元通りにしたらまた増えそうだし、でもやりたいこともあるし。行きたい店に行ってよいのか、飲み会はOKなのか・・・。手探り状態です。

 働き方についても同じような状況ではないでしょうか。コロナで一気にテレワークが広まりましたが、今後はどうするのか。大企業では「原則在宅」から「在宅推奨」に変わったという記事も目にしましたが、会社で一緒に働くこととテレワークで働くこと双方のメリット・デメリットをきちんと検証したうえで、制度化していくべきではないかと思います。今すぐには無理かもしれませんが。

仕事してるかわからないのは会社でも同じ

 テレワークで最も難しいのが労働時間管理で、会社から見れば仕事しているかわからないという声が。たしかにこれ幸いとサボっている社員もいるでしょう。自分が会社員時代、在宅勤務したときもちょっと長めに休憩しちゃったりというのはたしかにありました。

 ただ、これはテレワークに限った話ではなく、デスクワークの多くにあてはまることです。会社にいても、急ぎの仕事がなければ少し時間をかけてー良く言えば丁寧に、悪く言えばダラダラとー仕事したり、同僚と雑談したりしますよね。やらなきゃいけない急ぎの仕事があれば、多くの人は家でも自宅でも一生懸命やってるはずです。

 言い換えれば、家で全然働いてない人がいるとすれば、会社に来てても同じだいうことです。会社で一日パソコン画面に向かっているからと言って、仕事しているとは限らないのです。働いている姿(正確に言えば、働いてるふりをしている姿)を見ているだけでは、評価はできないということがテレワークで顕在化したのです。

 テレワークを本格的に制度化するなら職務給的な考え方を入れたいところですが、現行法では労働時間に応じた賃金の支払いが認められるのは限定的です。続きは次回に。

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