ドコモ口座 持っていない人も残高チェックを

不正送金被害

 この1ヶ月ほど、Web記事の執筆に関する仕事(FP関係で原稿や構成案の作成・チェックや修正)がいくつか重なりまして、いつも締切が気になる状況でした。それ以外のお仕事もあり、いつも“土俵際”にいるような感じで、押し返してもまた俵に足がかかっているような…。そんななかで執筆以外でも初めての仕事に取り組めたり、楽しく仕事が出来ているのはありがたい限りです。楽しく働けるようお手伝いをする事務所なので、まずは自分が楽しく働かないと説得力ないですよね。

 さて今週、ドコモ口座を悪用した不正引き出し事件がニュースになりました。自分はドコモ口座を持っていないから関係ないと思っていましたが、そういう人も被害に逢うかもしれないと知りビックリしています。少し共有して、やるべきことをお伝えします。

ドコモ口座 何が起きた?

 自分はキャッシュレス決済が好きでスマホに電子マネーやスマホ決済アプリ(〇〇ペイ)をいくつも入れているのですが、ドコモ口座のことはよく知りませんでした(ドコモユーザーじゃないので・・・)。電子マネーやスマホ決済と似ていて、事前に入金したお金を「d払い」として送金やネットショッピングの支払い、ドコモ料金の支払い等に使えます。銀行口座との間で入出金ができるのが特徴です。

 今回の事件の概要や手口はリンク記事をご参照ください(無料記事です)。
 ドコモ口座、15行なお稼働 被害額2000万円に拡大(日本経済新聞電子版 2020年9月11日)

 ドコモ口座と提携している銀行の口座情報(暗証番号など)を犯人に知られていると、ドコモ口座を持っていなくても犯人が勝手に開設したドコモ口座に知らぬ間に送金されてしまう危険性があるのです。

ドコモ口座 持っていない人も残高チェックを

 提携銀行の口座を持っていたら、すぐに残高確認をして、覚えのない引き出しがないかチェックしましょう。

(ドコモ口座の提携銀行、35行はこちらです↓)
 ドコモ口座 対応金融機関と登録手順(ドコモ口座公式サイト)

 数としては地方銀行が多く、被害も地方銀行の口座が多かったと報じられていますが、メガバンクやゆうちょ銀行、ネット銀行もあるので念のため確認した方がよいでしょう。

 こういうとき、ネットバンキングや銀行のスマホアプリを使っているとすぐ確認できて便利です。

暗証番号は推測しにくいものを

 犯人がどのように口座情報を得たのかは不明ですが、単純な暗証番号を試しているのではないかと言われています。「1234」など単純な番号や誕生日など推測しやすい番号はダメ、というのはかなり昔から言われていますがそういう設定にしている人もまだまだ多いようです。

 通帳やキャッシュカードさえ盗まれなければ大丈夫な時代ではなくなってしまったので、自分にしかわからない番号を設定しましょう。各種パスワードも同様です。

便乗メールにも注意?

 さらに、この事件に便乗した迷惑メールが送られている、という記事もありました。今のところ被害はないようですが、もう何をどこまで心配すればよいのか・・・。

 自分のお金は自分で守りましょう。自分でできなければ、信頼できる人に守ってもらいましょう。

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