新NISA1年目はプラスでのスタートが多数
2024年は新NISAがスタートし、NISA口座を使って投資している人が本当に増えたなあと実感します。今年“投資家デビュー”した人も多かったと思われますが、日経新聞の記事(QUICK社の調査結果)によると、多くの人は収益がプラスになったようです(↓無料記事です)。
新NISAの利用者、7割超が運用益確保 QUICK資産運用研究所調査(日本経済新聞社サイト)
この記事によれば、新NISA利用者の運用損益はプラスだった人が70.7%、マイナスだった人が11.5%、回答しない・わからないが17.7%となっています。夏場に大暴落があったものの、年初と年末を比べると世界株も日本株も上昇した(特に世界株は大幅上昇した)ので、プラスの人が多かったのでしょう。いきなりマイナスになったらすぐやめてしまいたくなったでしょうから、まずはよかったと言えるのでは。
私もつみたてNISA枠で全世界株式の積立投資を行っているほか、株主優待目当てで元々特定口座で持っていた株を成長投資枠で買い替えました。それぞれの損益をざっくり計算してみたら、どちらもプラスではあったもののつみたて投資枠の方が収益率は高かったです。個別株は大きく上がるものもあれば逆に大きく下げたものもあったのでトータルでは僅かなプラスに留まりました。
過去の経験でも、個別株投資は大きく下がってしまった銘柄があることで、全体の収益率を押し下げていたように思います。そういったマイナスの影響を最小限に抑えてくれるのが分散投資ということです。今回は値上がり目的で買った株式でなかったとは言え、分散投資の優位性を示しているように思います。
年が明ければ、また新しいNISAの非課税枠が使えるようになります。来年もコツコツと積み立てて分散投資していきましょう。よい年をお迎えください。