つみたて投資枠の対象商品300本に
今年から拡大されたいわゆる「新NISA」のつみたて投資枠は、昨年までのつみたてNISAの後継です。「長期の積立・分散投資に適している一定の投資信託」として、金融庁の基準を満たしたものだけが購入できます。
対象商品は金融庁や投資信託協会のサイトで確認できますが、今月対象商品が300本を超えました。内訳は、指定インデックス投信が242本、それ以外の投信(≒アクティブ投信)が51本、ETF(上場株式投資信託)が8本です(合計301本、2024年10月24日現在)。
これから始めようという人は、インデックスファンドで運用管理費用(信託報酬)が低いもの、具体的には信託報酬が0.2%以下の商品を選ぶのがよいでしょう。金融庁のサイトに、2017年時点(つみたてNISAが始まったころ)との信託報酬の比較が載っていて、平均が下がってきていることや、信託報酬0.1~0.2%の商品が最も多くなっていることがわかります。
最近では、インデックス投資もだいぶ浸透してきたように思います。「NISAでオルカン※買っておけばいいんでしょ?」という認識は正しい。それで何(どこの会社の株)をどのくらいの比率で買っていることになるかは知っておいた方がよいとは思いますが。
※eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の略称。純資産総額4兆円(!)を超える大型ファンド。信託報酬の低さで人気がある。