久しぶりに個別株の売買してみましたが・・・
世界中の株式を対象とするインデックスファンドに毎月積立投資して、お金が必要になったときに売却しましょう、というのが現状でおすすめな、“まっとうな”投資手法です。最近はこの考え方もだいぶ広まってきたように思います。また、NISAやiDeCoといった投資で得られる利益が非課税になる制度を使えば、さらに有利に資産形成ができる可能性が高まります。
ここからは個人的な話になりますが、私もNISAとiDeCoを利用して積立投資を行っています。それと、株主優待が好きなので個別銘柄の株式(個別株)を何社か持っています。昨年まではつみたてNISAと一般NISAはどちらかしか選べず、しかも一般NISAは非課税期間が5年しかなかったので、つみたてNISAを利用して優待目当ての個別株は特定口座(税金が普通にかかる口座)で持っていました。ほとんどが長期保有で売買はここ数年していないので売却益にかかる税金は発生していませんが、配当には税金がかかっています。
今年から始まった新NISAでは、つみたて投資枠(≒つみたてNISA)と個別株の購入も可能な成長投資枠を併用できるようになりました。既に特定口座で保有している株式を成長投資枠にそのまま移すことはできないので、特定口座で保有していた個別株を売却して、NISA口座の成長投資枠で買い直すことにしました。方針自体は昨年中に決めていましたが、具体的にいつ買い直すかは決めていませんでした。
年明けから株式市場が好調だったのと、(毎年のことですが)1~3月くらいが自分の仕事が妙に忙しいこともあって2月までは何もしていませんでした。忙しさは変わらなかった(むしろ大変になった?)ものの、3月決算の会社の配当から非課税にしたい!と思い、ようやく着手しました。今後も保有し続けようと思っている3月決算の会社は、すべて買い直してNISA口座保有になりました。
久しぶりに個別株の売買注文を出しましたが、面倒ですね。使っている証券会社のサイトが悪いということでは決してありません。買い直すだけとはいえ、売るとなると少しでも高く売りたいし、買うとなれば少しでも安く買いたいと思ってしまうのが人情。チャートを見て「それならこの値段で注文を入れよう」と決めて注文していくと、数社でもそれなりに手間と時間がかかってしまうということです。
もっと時間がある人なら、市場が開いている時間にチャートを見ながら注文を出したり変更したりといったこともしてしまうでしょうね。私にはそこまでの時間もエネルギーもありませんでしたが、それでも「個別株投資は手間がかかって面倒だな」「やはりインデックス投資」は楽だなと感じました。
自分なりに値動きを予想して売買注文を出して、といったことが楽しいという方が言わば“趣味として”行う分にはよいです。そうでない方が「資産形成のために」投資を行うのであれば、手間暇と時間を考えると個別株の売買はお勧めできないな、と改めて感じた次第です。
(いや、でも優待目当ての株はほとんど手放せないんだよな・・・)