ウクライナが心配だが、積立は継続
ロシアのウクライナへの侵攻が始まってしまいました。21世紀の今、こんなに堂々と他国に軍隊を進めることがありえるのか、と驚きます。
投資を続けてよいものか?
長期積立投資は、長期的な世界経済の発展(やや拡大解釈すれば「人類の発展」)に投資することで、将来的なリターンを見込む投資法です。バラ色とは言わないまでも、少しずつ世界は良くなっていくと期待していましたが、時代に逆行するような前時代的な戦争が起きてしまうと、さすがに少し心配になります。
ただ、第三次世界大戦が起こったわけでもなく、ロシア一国の暴挙をもって「人類の未来は暗い」と考えるのも早計でしょう。戦火が広がらず早期に平和が訪れることを祈りつつ、淡々と積立投資を続けましょう。
「全世界」「新興国」にはロシアも含まれている
ロシアへの経済制裁が発表されていますが、「全世界株式」や「新興国株式」を対象とするインデックスファンドには、ロシアの企業も投資対象に含まれています。指数によって多少の違いがあり、ルーブル安も伝えられていますが、侵攻前の段階で全世界株式なら0.3%前後、新興国株式なら6%前後はロシアに投資していることになります。
(2022年3月12日追記)
新興国株式での比率は3%程度ということです。下記記事内のリンク先を参照ください。
ロシア株式は投資信託の対象外に(弊ブログ記事)
こんな状況では株価や通貨安以前にロシアと関わりたくないという気持ちが強い方も多いと思いますが、元の指数(MSCIやFTSE)からロシアが除外されない限り、投資が継続されることになります。なんとも複雑な気分ですね。
海外株式への投資を「先進国株式」だけにすれば、ロシアは含まれません。どうしてもロシアに投資したくないという方は、海外インデックスファンドは先進国株式のみ対象とするのがよいかもしれません。
(2022年3月12日追記)
主要な株価指数から、ロシア株式は除外されました。下記記事内のリンク先を参照ください。
ロシア株式は投資信託の対象外に(弊ブログ記事)