史上最大の暴落からの急回復

 今月初め、日経平均株価の「史上最大」の急落がありました。大暴落であり、市場の転換点だと言うアナリストもいました。しかし、その後は急回復して月末時点ではほぼ急落前の水準に戻っています。為替の方も先月に続き変動幅が大きく、一時は1ドル144円台まで円高が進みました。

 いつも同じことしか書かないのでもうおわかりと思いますが、積立投資はこういった激しい動きのときでも変わらず淡々と続けていくことが重要です。私も自分で積立投資をしているので、急落したときは驚きました。「ああ、資産が一気に減っちゃったな」と残念な気持ちにもなりました。ただ、そこで「もっと下がるかもしれないから売ろう」といったことは考えません。思ったより早く株価が回復したことにも驚きました。慌てて売っていたら、この急回復の恩恵は受けられなかったはずです。

 冷静になるためのコツというほどのものはありませんが、証券会社の口座情報は暴落時は見ない方がいいかもしれません。マイナスの金額を見ると心が揺れますからね。私は数日前にたまたま口座情報を見て、(当然ですが)以前から持っていたのはプラス、今年買ったものはマイナスになっているのを見て「そんなもんだよね」と思った次第です。この先も短期的にはどうなるかわかりませんが、コツコツ積み立てていきましょう。