“レバナス”が人気?
“レバナス”と聞いて、中華料理のメニューか?と思ってしまった、ボケナスFPの歌代です。
“レバナス”とは?
下記の記事で、最近“レバナス”が人気と知りました。
4000万円が92万円まで減少も? 急増する“レバナス信仰”の裏に隠れた投資信託「負の側面」(ITmedia)
記事中に「日々の基準価額の値動きがNASDAQ-100指数(米ドルベース)の値動きに対して、概ね2倍程度となることを目指したファンド」と説明があります。レバレッジが効いた、ナスダック指数に連動する投資信託→レバナスということですね。楽天証券の商品はその名も「愛称:レバナス」だそうです。
記事ではタイトルのとおり、「株価が上がっているときは利益も大きいが、下がった時は損失も大きくなる」というようなことが書いてあります。投資信託に限らず、レバレッジが効いた商品の特徴です。
インデックスファンドではある
一読したときは、「リスクが高くなるので、やめておきましょう」と思ったのですが、インデックスファンドの一種ではあるんですよね。長期的な経済成長とそれに伴う株価上昇に期待してインデックスファンドを購入(積立)するのも、レバナスを購入して長期保有するのも、リターンの源泉という意味では同じです。それなら普通のインデックスファンド以上の損失に耐えられれば、レバナスもありかな、と一瞬思ってしまいました。
ただ、レバレッジ2倍というのは、損益が常に2倍(・半分)ということではありません。途中の株価の動きによって変わってくるので、結果的に「株価指数と同じ値動きにならない」ので、やっぱり自分としてはお勧めできないなと思いました。
上記の記事はヤフーニュースにも転載されていて、いろんな人がコメントを書いています。投資には色々な考え方があって面白いと思ったので、興味ある方はそちらも読んでみると勉強になると思います。
流行りに惑わされない
長期保有が前提の投資であれば、流行りには惑わされないことが大事です。「今レバナスっていうのが人気なんだって」と聞いて積立商品を変えるのはお勧めしません。一度決めたら、方針の変更がない限り同じ商品を積み立て続けることです。なので、「投資信託人気ランキング」とか「リターンランキング」などもこまめにチェックする必要はありません。
今年の株式市場も今日で終わりです。来年もコツコツと、淡々と積み立てていきましょう。